ノベル、OSSと無償ソフトを組み合わせた中堅中小企業向けソリューション

 ノベルは2006年9月6日、Linuxを中心とする中堅中小企業向けエンタープライズソリューション「Integrated Stack for Linux」(ISL)の国内販売を開始した。日本IBMのサーバ・ハードウェアに対応して短時間で簡単にセットアップができるという。

 ISLは、ノベルのSUSE Linux Enterprise Server(SLES)に、オープンソースWebアプリケーションサーバ「WebSphere Application Server Community Edition」(WAS CE)と、無償で利用できるIBMのデータベース「DB2 Express-C」を組み合わせたパッケージ。日本IBMの推奨IAサーバ「xSeries 226」「xSeries 346」「BladeCenter HS20」を基盤としている。

 1枚のインストールDVDからブートさせて、ISLメニューを選択するだけで、SLES、DB2 Express-C、WAS CEを同時導入可能。OS環境からミドルウェアまで15〜20分で一括インストールして、SUSE Linux独自のGUIベース・システム管理ツール「YaST」で設定/管理の負担を大幅に軽減できるという。

 ノベルと日本IBMのパートナー企業を通じて販売し、ノベルはISLのインストールメディアとISL向けSLESのライセンスを提供する。今回のSLESは、SLES9 SP3をベースとするが、将来的には最新版のSLES10の提供も予定している。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ノベル
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日本IBM
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