ストラタス、クアッドコアCPU2基を搭載した無停止型サーバー

 日本ストラタステクノロジー(長井正利社長)は6月26日、クアッドコアCPU「Xeon」を搭載したフォールト・トレラント無停止型サーバー「ftServer 6200システム」を発売した。05年11月に発表した米ストラタステクノロジーとNEC提携の強化後、第1弾の共同開発製品で、価格は698万円。

 クアッドコアCPUの「Xeon(2.66GHz)」を2基搭載し、8コアのCPUで処理が可能。また、SASまたはSATAディスクドライブを採用し、従来よりも処理速度を高速化。内蔵で最大1.5TBの構成を実現する。

 従来製品と同様に、コンパクトにラック収納が可能。冗長処理ユニットが常時動作しているため、障害が発生しても停止することなく稼動する。また、ホットスワップでCPUやI/Oを含む処理ユニットの交換が可能。こうした高度な冗長化により、99.999パーセント以上の連続可用性を実現した。

 市販のWindowsやRed Hat対応アプリケーションをそのまま導入可能。クラスタなどのミドルウェアを必要としないため、短期間で信頼性の高いシステムを構築できる。また、従来通り、サポートサービス用に開発された「Virtual Technician Module(VTM)」を2重構成で搭載し、ストラタスのサポートネットワーク「ActiveService Network」に接続し、リモートサポートを受けることができる。

日本ストラタステクノロジー=http://www.stratus.co.jp
NEC=http://www.nec.co.jp/

提供:BCN